2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

1)色相角

色三角形の辺上が色々な色彩の色相に相当します。 色相角θは、色相を表す主波長の角度で、極座標の偏角θになります。 θ = atan m (0≦θ<360) m = (g’C−g’w)/(r’C−r’w) mは動径の傾きになります。 例) 十二色相環(刺激強度0.5) POV−Ray…

色彩の三属性

ここでは、色彩の三属性を、色相角(色相)、刺激純度(彩度)、刺激強度(明度)とします。 混合色Wの刺激強度の値はVになります。

2.極座標への変換

色三角形の内部は論理色度で表された平面になっています。 この論理色度平面であるr’g’表示座標を極座標に変換します。

混合色

r、g、bのうち、rとgを用いて、混合色Cのr’Cとg’Cを求めます。 r’C = (r/cos(30度))+(g・tan(30度)) (r+g+b=1) g’C = g 混合色のr’g’表示座標:C=(r’C,g’C) =( r’C, g )

白色

色三角形の重心の位置である白色Wの論理色度座標をr’g’表示座標に変換します。 r’w = (rw/cos(30度))+(gw・tan(30度)) = 1/sqrt(3) g’w = gw = 1/3 白色のr’g’表示座標:W=(r’w,g’w)=(1/sqrt(3),1/3)

三光源

正三角形の頂点となる三光源の論理色度座標をr’g’表示座標に変換します。 r’R = (rR/cos(30度))+(gR・tan(30度)) = 2/sqrt(3) g’R = gR = 0 r’G = (rG/cos(30度))+(gG・tan(30度)) = 1/sqrt(3) g’G = gG = 1 r’B = (rB/cos(30度))+(gB・tan(30度)) = 0…

1.直交座標への変換

色三角形の値が全て正の値となるように、直交座標を取って、x軸方向をr’、y軸方向をg’とします。 ここでは、この直交座標をr’g’表示座標と呼ぶことにします。

第三章 色彩の表示座標

論理色度座標で表示された色彩は、直感的にどんな色か判りずらいので、もう少し判りやすい色彩の表示座標を考えてみましょう。

混合色

RGBの三光源により造り出される混合色Cの光量比をr、g、bとすれば、 混合色の論理色度座標は、C=(r,g,b) になります。 また、光量比r、g、bの和は、r+g+b=1 となります。 例) 光源量 R:1/2 G:1 B:1 光量比 r:0.2 g:0.4 b:0.4

白色

RGBの光源量がどれも1の場合に白色Wとなり、光量比は次のようになります。 rw = RR/(RR+GG+BB) = 1/(1+1+1) = 1/3 gw = GG/(RR+GG+BB) = 1/(1+1+1) = 1/3 bw = BB/(RR+GG+BB) = 1/(1+1+1) = 1/3 白色の論理色度座標:W=(rw,gw,bw)=(1/…

原刺激となる光源<青>の光量比は、次のようになります。 rB = RR/(RR+GG+BB) = 0/(0+0+1) = 0 gB = GG/(RR+GG+BB) = 0/(0+0+1) = 0 bB = BB/(RR+GG+BB) = 1/(0+0+1) = 1 光源<青>の論理色度座標:B=(rB,gB,bB)=(0,0,1)

原刺激となる光源<緑>の光量比は、次のようになります。 rR = RR/(RR+GG+BB) = 0/(0+1+0) = 0 gG = GG/(RR+GG+BB) = 1/(0+1+0) = 1 bG = BB/(RR+GG+BB) = 0/(0+1+0) = 0 光源<緑>の論理色度座標:G=(rG,gG,bG)=(0,1,0)

原刺激となる光源<赤>の光量比は、次のようになります。 rR = RR/(RR+GG+BB) = 1/(1+0+0) = 1 gR = GG/(RR+GG+BB) = 0/(1+0+0) = 0 bR = BB/(RR+GG+BB) = 0/(1+0+0) = 0 光源<赤>の論理色度座標:R=(rR,gR,bR)=(1,0,0)

2.光量比

論理的に、RGBの三光源が正三角形の各頂点にあると考えると、その正三角形の内部が、三光源により造り出される色になり、色三角形と呼ばれます。 RGBの三光源による色彩は、それぞれの光源量を、三光源の全体の光源量の比とした光量比r,g,bを用いて…

1.光源量

光源である赤(R)、緑(G)、青(B)の最大量をそれぞれ1とします。 赤の光源量:0≦RR≦1 緑の光源量:0≦GG≦1 青の光源量:0≦BB≦1

第二章 三光源による色彩

3DCGのソフトで、任意の色を造る場合、光源の三原色である赤(R)、緑(G)、青(B)の量を指定することにより行います。 ディスプレイでは、光源の三原色により、併置加法混色として、色が造り出されます。

減法混色

複数の色を加えて、混色した色が暗くなる場合を減法混色と呼びます。 減法混色の三原色は、イエロー、シアン、マゼンタになります。

3)併置加法混色

光の三原色である赤、緑、青の小さな色点を、高密度で併置して、混色を得る方法です。

2)継時加法混色

円盤を複数の色で、中心から扇形に色分けし、高速で回転させて、混色を得る方法です。

1)同時加法混色

光の三原色である赤、緑、青を白色スクリーン上に、同時に重ねて投影し、混色を得る方法です。

加法混色

複数の色を加えて、混色した色が明るくなる場合を加法混色と呼びます。 加法混色の三原色は、赤、緑、青になります。

2.混色

任意の色は、三原色の割合を変えて混ぜることにより、作ることができます。

分光

白色光は、プリズムで分光すると、単色光のスペクトルが生じます。 単色光とは、完全に単一化された波長の光のことをいいます。 スペクトルとは、短波長から長波長にいたる各単色光の色の配列のことです。

可視光線

電磁波の中でも、目で感じることができる可視波長範囲のおおよそ380nm〜780nmの光を可視光線と呼びます。

1.光

光は、電波、X線、ガンマ線などと同じ電磁波の一つです。

第一章 色彩の基礎

人は、光により目を通して、色々な色を感じることができます。 この光は波と粒子の両方の性質を持っています。 色彩については、光を波と考えて、説明がなされます。

光による色彩

三光源による混色について説明をしていきます。

あとがき

今回は、複素平面ということで、複素平面上の曲線や、複素力学系のフラクタルを載せてきましたが、これをもちまして終了いたします。 見て頂いた方々や星を付けて頂いた方々には、本当に有難う御座いました。 皆様方の何かのお役に立てば幸いです。

2)マンデルブロート集合

式が、f(Z) =λ sin Z +μ で表される マンデルブロート集合のフラクタルです。 例) Zo=-0.42+0.46i の場合

1)ジュリア集合

式が、f(Z) =λ sin Z +μ で表される、充填ジュリア集合のフラクタルです。 例) λ=μ=-0.32+1.04i の場合