2.リアルな顔

 基本立体から単純に造った顔より、もう少しリアルな顔を造ってみましょう。

 そのためには、粘土のように形状を造ることが出来るブロブという命令を用います。ブロブでは球と円柱を扱うことが出来ます。

 頭部の基本的な三つの部分である上方、前方、後方に、頬と顎の部分を加え、鼻の部分にも左右の鼻翼を加えます。
 このときの、ブロブで扱う基本立体には球を変形した楕円体を用いています。首は円柱を用いて造ります。

 また、基本立体である円柱を楕円柱に変形して、CSGの減算により鼻の穴も空けます。

 さらに、瞳や唇を造って、CSGにより結合します。
 瞳は球を用いて造り、唇は髪と同じ様に線の太さを変化させることが出来る曲線を用いて造ります。
 曲線を描くための式には三角関数を用いています。

 眉毛や唇の形を変えることにより顔の表情も変化します。
 眉毛は唇と同じ様に線の太さを変化させることが出来る曲線を用いて造ります。