ひとり花

  涙を誘う 歌が流れるこの店で ただ時間が経つのを 待つだけよ

  いつもの様に いつもの時間に 店を出る

  そんな女の 心の傷は 癒えることなく 冷たい風が 吹き抜ける

  ネオン瞬く 孤独な都会 今日も生きてる ひとり花