太陽の軌道要素

 太陽の軌道は、四つの要素で表される。
平均黄経L、近日点黄経ω'、軌道離心率e、軌道長半径aである。
 太陽は、地球の軌道面上にあるので、昇交点は無く、軌道も傾斜していない。
 よって、昇交点黄経Ωと軌道傾斜角iは、Ω=0、i=0 となる。

 軌道要素から惑星の位置を計算するときの、時間引数Tの元期には
J2000.0を使用する。
 元期J2000.0とは、軌道要素から計算する惑星の位置の基準点を
西暦2000年1月1日12時TT(地球時)とすることをいう。

 時間引数Tは、次の式で表される。

 T=(JD−2451545)/36525

 西暦2000年1月1日12時TTのユリウス日JDは2451545日である。
 ここでの計算では、地球時TTを用いず、世界時UTで代用する。

時間引数で表された太陽の軌道要素については、「誠文堂新光社天文年鑑」を見て下さい。