天体を北半球の緯度ψで見たとき、天体の赤緯がδならば、
観測地点の緯度ψ−90度≦天体の赤緯δ≦90度−観測地点の緯度ψ
のときに、天体が出没する。
天体の赤緯δ>90度−観測地点の緯度ψの場合は、
地平線より下に沈まない。
天体の赤緯δ<観測地点の緯度ψ−90度の場合は、
地平線の上に昇ってこない。
日本では、日周運動により、太陽は毎日、東から昇り、西に沈む。
この太陽の出没時刻を、場所の標高は考慮しないで、太陽の出没時刻を知りたい日(Y年M月D日)と、場所(経度LON、緯度ψ)から求める方法について説明する。
【周極星】 地平線より下に沈まない天体のことをいう。
【全没星】 地平線の上に昇ってこない天体のことをいう