4)上交点距離

 上交点距離は、交点における上側の距離で、下側の距離と同じで、正の値で指定します。
 z座標としては、上交点が+、下交点が−の値になります。
 上交点距離の符号を逆にすると、交点の上下が逆になり鏡像になります。
 また、上交点距離を0にすると、結び目の射影図になります。

 結び目の説明をする場合には、z軸上方からのxy平面への直交射影を考える方が合理的ですが、実際に結び目を描く場合には、y軸のマイナス方向からのxz平面への直交射影として正則図形を考えます。
 上交点距離は正の値で指定し、y座標としては上交点が−、下交点が+の値になります。

 xy平面への直交射影として正則図形を考えて結び目を描いても、x軸で90度回転させれば同じことになります。