月視差の黄経方向の補正量ｄLM、黄緯方向の補正量ｄBTとする。
月の赤道地平視差πmは、月視差の補正を行う場合、少しだけ大きい値を用いて、月の地心距離ｒsにより、πm＝degrees(asin(1/ｒs))/0.99 とする。
月の赤道地平視差πm、観測地点の地心黄道座標（L，B）、
月の摂動補正を行った地心黄道座標（λ，β）の値を、
PI＝radians(πm)、L＝radians(L)、B＝radians(B)、
LAM＝radians(λ)、BET＝radians(β) により、単位をラジアンにする。
黄経方向の補正量ｄLMは、
dLM＝asin(−sin(PI)×cos(B)×sin(L−LAM)/cos(BET)) により求める。
黄緯方向の補正量ｄBTは、
GA＝atan2(tan(B),cos(L−LAM)) から、
dBT＝asin(−sin(PI)×sin(B)×sin(GA−BET)/sin(GA)) により求め、
ｄLM＝degrees(dLM)、ｄBT＝degrees(dBT) とし単位を度にする。
