第一章 ベクトルの基礎

 先ずは、モデリングで使う曲線について、説明をしていきます。

 曲線の式が、媒介変数で表示された曲線は、曲線上の動点P(x,y,z)を、位置ベクトルとみることができます。

 ベクトルPvの成分は、曲線上の点Pの直交座標である(x,y,z)になります。
 このときの、ベクトルPvの大きさは、各成分を2乗した和の平方根になります。

 POV−Rayには、vlengthが用意されていて、ベクトルPvの大きさを、vlength(Pv)により求めることができます。
 POV−Rayでは、ベクトルPvの成分が(5,3,8)の場合、#local Pv=<5,3,8>;と記述します。