3)地平座標

 地平線上を南から西回りに測った角を方位A、地平線の水平面から天頂に向かって垂直方向に測った角を高度hとして表す座標系をいう。(地平線上を北から東回りに測った角を方位Aとする場合もある)
 このとき、地表の観測地点が天球の中心となるので、測心地平座標という。
 ここでは、地平線上を南から西回りに測った角を正、東回りに測った角を負として方位Aを表す。

 天の子午線とは、天の北極と天頂と天の南極を結ぶ大円をいう。
 天頂とは、観測地点に立った人間の頭上の方向が天球と交わる点をいう。
 天の北極とは、地球の地軸を上方にのばして天球と交わる点をいう。
 天の南極とは、地球の地軸を下方にのばして天球と交わる点をいう。